狭小地でも地盤改良はできる?工法選びと施工前の確認ポイントを解説

New

「敷地が狭くても地盤改良はできる?」「施工機械が入らない土地ではどうすればいい?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。


地盤改良は、土地が狭いという理由だけで施工できないと決まるものではありません。地盤の状態や搬入経路、施工スペース、周辺環境などを確認し、条件に合った工法や施工機械を選ぶことで対応できるケースがあります。


この記事では、狭小地で地盤改良を行う際に確認したいポイントや工法の選び方、施工前に業者へ伝えておきたい情報について解説します。




■狭小地でも施工できる



敷地が狭いからといって、地盤改良工事ができないとは限りません。地盤の状態だけでなく、施工機械を設置できるスペースや搬入経路、周囲の建物などを確認し、条件に合った施工方法を検討します。



・敷地の広さ

地盤改良では、実際に改良する範囲だけではなく、施工機械を動かすスペースも必要です。


住宅が密集した地域や敷地いっぱいに建物を計画している場合は、使用できる機械が限られることがあります。


そのため、地盤の状態だけを見て工法を決めるのではなく、敷地内で施工機械を安全に動かせるかまで確認する必要があります。



・搬入経路

敷地内に施工スペースがあっても、施工機械が現地まで入れなければ工事はできません。


道路の幅や敷地入口の広さ、道路から施工場所までの経路なども重要です。住宅地では、前面道路が狭かったり、塀や建物によって搬入スペースが限られたりすることがあります。


狭小地では、施工場所だけでなく「そこまで機械を運べるか」まで確認することが大切です。



・上空の障害物

狭小地では、横方向だけでなく上方向のスペースにも注意が必要です。


電線や建物のひさしなどが施工機械の動きを妨げることがあります。工法によって使用する機械の大きさや高さは異なるため、こうした周辺条件も工法選びに影響します。




■工法選びのポイント



狭小地で地盤改良を行う場合、「狭い場所で施工できる工法なら何でもよい」というわけではありません。地盤の状態や改良する深さ、使用する施工機械、周辺環境などを総合的に見て工法を選ぶ必要があります。



・地盤の深さと状態

地盤改良工法を選ぶうえで、まず重要になるのが地盤調査の結果です。


軟弱な地盤がどの程度の深さまで続いているのか、どのような土質なのかによって適した施工方法は変わります。


比較的浅い範囲を改良する方法もあれば、地中に柱状の改良体などをつくって建物を支える方法もあります。


敷地が狭いという条件だけで工法を決めず、地盤そのものに必要な対策を考えることが重要です。


あわせて読みたい:初心者でもわかる!地盤改良工事の種類と特徴



・施工機械の大きさ

狭小地では、施工機械を設置して安全に動かせるかどうかも工法選びに影響します。


大型の施工機械を使用する工法では、十分な作業スペースや搬入経路を確保できない場合があります。そのため、敷地条件によっては小型・コンパクトな施工機械に対応した工法を検討します。



・騒音や残土

住宅が密集している地域では、施工中の騒音や振動、工事によって発生する土の処理も考えておきたいポイントです。


工法によって施工方法が異なるため、周辺への影響や残土の発生量にも違いがあります。


限られた敷地では、施工できるかどうかだけでなく、施工中に発生するものをどのように処理するかまで含めて考えることが大切です。




■狭小地で検討できる工法



狭小地の地盤改良では、地盤の状態だけでなく、施工機械を搬入・設置できるかも考えて工法を選びます。敷地や搬入経路の条件によっては、小型の施工機械を使用できる工法などが選択肢になります。



・表層地盤改良

表層地盤改良は、比較的浅い範囲の軟弱地盤を改良する方法です。


セメント系の固化材と現地盤を混ぜ合わせ、基礎の下を均一に改良します。狭い住宅地や搬入道路が限られる場所でも施工できるため、敷地条件によっては選択肢になります。


ただし、軟弱地盤の深さなどによって適した工法は変わるため、地盤調査の結果を踏まえて判断する必要があります。



・GIコラム工法

GIコラム工法は、大口径・大深度の深層混合処理を小型軽量の施工機械で行える工法です。


施工機械がコンパクトなため、大型機械を搬入しにくい市街地や狭小地でも施工できます。


敷地内の作業スペースだけでなく、前面道路や敷地入口が狭い場合には、施工機械の大きさも工法選びの重要なポイントになります。



・残土も工法選びのポイント

狭小地では、工事によって発生した土を一時的に置いたり、搬出したりするスペースが限られる場合があります。


RES-P工法は、細径鋼管を地中へ貫入して地盤を補強する工法で、施工時に残土が発生しないことが特徴です。


地盤の状態や建物の条件によって使用できる工法は異なりますが、敷地に余裕がない場合は施工機械の大きさだけでなく、残土の発生量なども含めて比較することが大切です。


土筆工業の地盤調査・地盤改良工法を見る




■施工前に伝える情報



狭小地の地盤改良を相談する際は、「土地が狭い」という情報だけではなく、地盤の状態や周辺環境についてもできるだけ詳しく伝えることが大切です。施工条件が分かれば、使用できる機械や工法を検討しやすくなります。



・地盤調査の結果

地盤改良工法を検討するうえで重要になるのが、地盤調査の結果です。


軟弱な地盤がどの程度の深さにあるのか、地盤がどのような状態なのかによって、必要な改良方法は変わります。


すでに地盤調査を行っている場合は、その結果を地盤改良業者へ共有すると話を進めやすくなります。


まだ調査を行っていない場合は、地盤調査から相談する方法もあります。土筆工業は、地盤調査から設計、地盤改良工事、施工後の確認試験まで一貫して対応しています。



・敷地と搬入条件

狭小地では、敷地そのものの広さだけでなく、施工場所まで機械を運べるかどうかも重要です。


敷地入口の幅や前面道路の広さ、周囲の建物、塀、電線などの位置によって、使用できる施工機械が変わる場合があります。


相談する際は、敷地の図面や現地写真など、施工場所や周辺状況が分かる資料があると条件を伝えやすくなります。


あわせて読みたい:地盤改良業者はどう選ぶ?調査・工法・施工実績で見る選び方




■よくある質問


・狭い土地でも地盤改良工事はできますか?

敷地が狭いだけで施工できないとは限りません。地盤の状態や施工スペース、搬入経路、周辺環境などを確認し、条件に合う工法や施工機械を検討します。



・施工機械が入りにくい土地ではどうしますか?

小型・コンパクトな施工機械に対応した工法を検討できる場合があります。ただし、使用できる工法は地盤の状態によっても変わるため、敷地条件と地盤調査の結果をあわせて判断する必要があります。



・相談するときは何を用意すればよいですか?

地盤調査を実施済みであれば、その結果があると相談を進めやすくなります。敷地図や前面道路、敷地入口、周辺建物などが分かる資料や写真も、搬入・施工条件を確認する際に役立ちます。




■まとめ



狭小地でも、地盤の状態や敷地の広さ、搬入経路、周辺環境などを確認し、条件に合った施工機械や工法を選ぶことで地盤改良に対応できるケースがあります。


大切なのは、「土地が狭いから施工できない」とすぐに判断するのではなく、地盤調査の結果と施工条件の両方から工法を検討することです。


土筆工業株式会社では、地盤調査から設計、施工、確認試験まで一貫して対応し、表層地盤改良やGIコラム工法をはじめ、さまざまな工法を取り扱っています。


狭い敷地での地盤改良や工法選びでお困りの場合は、敷地条件や地盤調査の結果とあわせてご相談ください。


施工できるか分からない土地でも、まずは状況をお聞かせください。

地盤改良工事のご相談はこちら